オオクワガタの飼育をするにはまず、オオクワガタを手に入れなければ話になりませんが、野に出て捕獲するのはきわめて困難で、ベテランでもそう滅多に捕まえられるものではありません。しかし、あきらめることはありません。幸い、最近になってブームも去り、比較的安価で購入が可能となったのでペットショップや専門店などで容易に求められる様になりました。すでに飼育している人から譲り受けるのも一つの手です。
オオクワガタの成虫は大変丈夫な為、よほどひどい管理をしないかぎり死ぬことはありません。でもせっかくですから上手に飼って、長生きさせてあげましょう。
用意するものは飼育ケース (小さすぎない物のほうが良い)、マット(市販の昆虫マット。針葉樹系が混入している物は避けること)、皿木(餌を置く台。マットに直接エサを置くとマットが汚れ、カビが生えたりダニが発生しやすくなる)、霧吹き、エサ(昆虫ゼリー、バナナ、りんご等。すいかやメロンなど水分が多いものは、寿命を縮める原因となるので避ける)、小枝や樹皮です。
飼育ケースに半分位までマットを入れ、小枝、樹皮と皿木を入れます。皿木にはエサをセットし、マットを程良く加湿します。湿度が高すぎるよりも、多少乾燥気味の方が良いようです。元々しめっているマットの場合、特に加湿は必要ありません。なるべく1匹1匹別々のケースで飼育しましょう。温度変化のあまりない室内の比較的すずしい所に置きましょう。エサは腐る前に交換すること。バナナは比較的すぐに腐りますのでこまめに換えます。たまに霧吹きでマットやケースの壁面を少しだけ湿らせます。ケース内部が曇っていたり、蒸れているときは水分補給をする必要はありません。
オオクワガタの育て方。今年の夏はオオクワガタを幼虫から育ててみよう。オオクワガタの購入から、成虫に育てるための飼育マットの使用法、エサや環境をわかりやすく解説。
オオクワガタの購入ルートはいろいろあります。店頭で購入するほか、インターネットを通じて個人から買い取ったり譲ってもらったりする方法もあります。趣味でオオクワガタのブリードをしている人が、増えすぎたオオクワガタを余品として販売しているサイトはたくさんあります。またネットオークションもあります。
ネットオークションといえばヤフーですが、ヤフーオークションでは生体の販売に厳しい規制があり、個人同士での生体の売買はほぼ禁止されている状態です。一部の業者が
オオクワガタの生体を販売しているようですが、価格も高く種類も少ないのが現状のようです。
オオクワガタをブリーダーから譲ってもらいたいという人も増えていますが、その理由でよく聞くのが「お金が無い」というものです。確かに一昔前まではオオクワガタというのは非常に高価な生き物でした。しかし、今ではオオクワガタの価格は暴落と言えるほど安くなっており、阿古谷産のオオクワガタや、極太オオクワガタ、ホワイトアイ等、産地や見た目にこだわらなければペアでも2千円でおつりが来るほどです。
しかし、
オオクワガタの飼育は買った後の方がお金がかかります。たとえば国産
オオクワガタのペアをただで譲ってもらったとします。まずペアそれぞれの飼育ケース(100円X2)と飼育用のマット(300円)が必要となります。成虫のエサである昆虫ゼリー(300円)も買わなくてはなりませんし、ゼリーを入れておくエサ皿(100円X2)も必要になります。また、
オオクワガタが産卵するとさらに出費がかさみます。簡単に購入することは出来ますが、その後の事を事前に十分考えましょう。
オオクワガタの採集場所は雑木林などで行う場合がほとんどでしょう。採集場所が自分の庭や山でない場所は他人の土地です。採集する場所では、あらかじめ地元の人に挨拶をする必要があるでしょう。
採取方法には、以下の樹液採集、灯火採集、材割採集、トラップ採集などがあります。樹液採集は夜に行いますが、昼のうちに樹液が出ている木やウロ(木の幹の穴)を確認しておきます。確認の方法は、樹液に集まる蝶やカナブンが飛んでいる所を探すのが一番簡単です。採集時間は夕方7時ごろから12時頃までが最適です。
用意する物は懐中電灯(大きな物とペンライト)、ひっかき棒(穴の中にいるクワガタムシなどを捕るのに使う)、長いピンセット、ルアーケースとカブトムシやノコギリクワガタなどの普通種採集用の大きなケース、虫除けスプレー、軍手など。長そで、長ズボン、帽子を着用すればなおよいでしょう。
採集場所に着いたら、虫除けスプレーを体にぬっておきます。懐中電灯で木を照らしながら探します。木にはり付いているクワガタムシやカブトムシは、手でつかんで落とさないようにします。
オオクワガタは高いところにいる事が多いので、高い場所のウロの採集は危険を伴います。穴の中にいるムシは、ひっかき棒や、ピンセットで採集します。どうしても採れない高さにクワガタがいる場合に、木を蹴って振動させて驚かして落として採集する事も出来ますが、下に大きなビニールシートなどを敷いておかないと、落ちても
ほとんど逃げられます。
オオクワガタは懐中電灯の光をみると、物凄い勢いで逃げて隠れてしまうので、手が届く場所に行くまでは絶対に樹液やウロのある木を直接照らさない様に注意が必要です。